
今回は「Git」についてお話しします!

- Gitってなに?
- Gitを使うと何が嬉しいの?
- 非エンジニアでも使い道ってあるの?
こんな疑問にお答えします。
- Gitとは何なのかがわかる
- Gitを使うメリットがわかる
- Gitの便利な使い方がわかる
では早速いってみましょー。
目次
Gitってなに?
Gitとは、プログラムが書かれたコードの変更履歴を追跡する、分散型バージョン管理システムのことです。
といってもイマイチよくわからん!って感じですよね。
わかりやすく言えば、ドラクエの冒険の書のようなセーブデータのようなものです。
ドラクエVをプレイしたことがある人なら必ず「誰を花嫁にするか」問題に直面したはず…。
元気で明るい幼なじみのビアンカ、穏やかで清楚なお嬢様のフローラ、男勝りで頼りになるデボラ。

できることなら全員と結婚して、それぞれのエンディングを観たい!
でもどうすればいいんだ……
いや待てよ!
冒険の書のセーブデータを分けてそれぞれの花嫁とのストーリーを楽しめばいいじゃないか!!!
こんな経験がある人は少なくないのでは?
そう、Gitを使えば好きな花嫁と結婚…はできませんが、データが変更ある度に保存し、いつでも元に戻すことができるんです。
ではGitがどういうものかわかったところで、Gitを使う上で必ずおさえておきたい概念を説明します。
GitとGitHub
Gitは先ほど説明した通り、「分散型バージョン管理システム」というツールのことです。

一方、GitHubとはGitを利用した開発者を支援するためのWebサービスのことを指します。

ちなみにこちらはGitHubの「オクトキャット」というキャラクターです。

初めてGitを知ったときにどっちがどうだったっけ?と僕自身わからなくなったことがあります。
他の方でも意外と区別がつかなかったという話をよく聞くので、ここでしっかり覚えておきましょう。
ロゴで覚えるとわかりやすいかもしれませんね!
リポジトリ
リポジトリとは、データが保存されている場所のことです。
リポジトリには「リモートリポジトリ」と「ローカルリポジトリ」の2つがあり、どちらも欠かすことのできないものです。
リモートリポジトリとは、ネットワーク上の保存場所で、ローカルリポジトリとは自分のPC上の保存場所を指します。
ローカルリポジトリにある変更したファイルをリモートリポジトリにアップロードしてバージョンを管理する、といったイメージです。
じゃあどれくらいの容量をリモートリポジトリに保存できるのか気になりますよね。
実は特に上限は設定されていないんです。
ただし、公式サイトにはこう書かれています。
リポジトリは小さく保ち、理想としては 1GB 未満、および 5GB 未満にすることを強くお勧めします。
なので、現実的には1GB程度が上限の目安となります。
少なっ!と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、基本的にはテキスト(コード)がほとんどなので容量は十分足りるのでご安心を。
Gitを使うとなにが嬉しいの?
だいぶGitについて理解が深まったところで、Gitを使うメリットをご紹介します。
- 前バージョン(セーブデータ)に戻せる
- 新しいファイルと古いファイルを一元管理できる
- 複数人で新規・修正データを共有できる
- 同時に編集しても勝手に上書きされない
前バージョン(セーブデータ)に戻せる
これは冒頭でお話した通り、いつでもデータを元に戻せる機能がGitにはあります。
うっかりローカルリポジトリにあるファイルを削除したとしても、リモートリポジトリからダウンロードすれば元通りにすることもできます。
新しいファイルと古いファイルを一元管理できる
バージョン管理システムなので、新旧のファイルをまとめて管理できます。
前回と比べてどこを追加・修正・削除したのかが一目瞭然です。
複数人でデータを共有できる
基本的には複数人で共同開発するので、データの共有は必須機能となってきます。
いつどこを修正したのかを互いに確認することができ、開発を円滑に進められます。
同時に編集しても勝手に上書きされない
例えば「議事録.txt.」というファイルをAさんとBさんが同時に編集していたとしてもそれぞれの変更内容は勝手に上書きされることはありません。
先にAさんが変更したローカルリポジトリにあるファイルをアップロード(プッシュと言います)し、
その後にBさんが同じくアップロードしたとしても、この時点ではリモートリポジトリにある元のファイルには上書きされません。
複数の変更内容(ブランチ)を統合する「マージ」という作業を行なってはじめて、それぞれの変更内容が反映されます。
なので、Cさんがマージ作業をするときにAさんとBさんの変更したファイルを順に取り込んで更新するので、同時編集しても勝手に上書きされないという仕組みになっています。
非エンジニアでも使い道ってあるの?

なんとなくGitが良さそうってのはわかったけど、エンジニアじゃない私でも使い道ってあるの?

あります!
ExcelやWordをバージョン管理できる
Gitはテキストファイルだけでなく、ExcelやWordもバージョン管理することができます。
テキストのように中身を確認しながら管理はできませんが、それぞれのバージョンを保存することが可能です。
また誤って他の人に修正されたり、削除されたりしたとしても、リモートリポジトリにバックアップがあるので安心ですよ。
画像もバージョン管理できる
さらに画像も保存しておくことができます。
ただし、画像の場合だと容量が大きくなりがちなので大量には保存しておくことは厳しいです。
ですが、いくつかのデザイン画を一時的に保存したい場合などには有効かと思います。
最後に
いかがだったでしょうか。
あくまでGitの基本的な概念や用語を絞って紹介したのでこれが全てではありませんが、
なんとなくGitってこういうものか!とわかってもらえたのではないでしょうか。
Gitについてもっと知りたいという方は、ぜひ深掘りしてみてください!

以上、
Gitってなに?非エンジニアにもわかりやすく説明してみた!
をお送りしましたー!